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ブギーな胸騒ぎ

いや、兎にも角にもね。Jディラ以降のね、ビートのズレから如何にグルーヴを生み出すかっていう大会にね、海の向こうの若いミュージシャンがこぞって盛り上がってるワケだけど、ここで、日本歌謡界きっての寡黙で貪欲な男、坂本慎太郎も満を持して参戦した感があるM1のタイトル曲ね。この、めちゃドラムうまい人にあえて下手に叩かせて、モタついたリズムループから生まれるグルーヴですよ。 もうソロで3作目になるけど、これ聴いたら1作目、2作目も、ついでに合間のシングルも、全部ビートに着目して聴き返しますよね。そして、カラオケバージョンと称して、インストCDをおまけに付けてたのってこういうことかぁって。してやられた感。他の曲はね、M9「ディスコって」を除けば引っかかりもなく、淡々と流れてくんだけど気付いたらめっちゃ身体ユラユラ揺れてた！っていうアレね。このアルバム全体通して本当に何も無くて、終わって虚無。残らない。おかしい。狂気じみてる。

2015年作だけどさ、聴いた回数とさ、家族と一緒に口ずさんだ思い出的にこれだけは外せなくて。 2016年、一躍ショウビズ界のポップスターに踊り出た、源星野。お茶の間の話題を掻っ攫って、我が家にも源星野旋風到来！寝る前に布団に入って娘たちと唄う「SUN」がねえ、車で陽気に県道流しながらの「時よ」とかね、生活に溶け込む音楽だよね。あと、個人的には病気で苦しかった時に「地獄でなぜ悪い」に救われたね。ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ。弱ったときにも糧になった、文句無しにオススメ。ブラックミュージックマナーにそった編曲の上で、歌詞の至る所に下ネタメタファーオンパレードなのも超ウケる。恋ダンスの前にまずこれ聴いて踊れや。

キャリア40数年、60歳を超えた超ベテラン"リトルJB"の新譜は、70年代のソウル、ファンクを、ボトムが実に太くて頑丈なヒップホップ以降の演奏で、真冬に部屋でストーブに当たってコーヒー飲みながら聴きたくなるようなバラードあり、はたまた真夏の夜にミラーボール回る部屋ででかいスピーカーで踊りたくなるようなディープファンクありで、腰にも股間にもハートにもクる熱い作品だったよ。単刀直入に好きだよ。

ブレないね。40代の社会人ヒップホップということで、いよいよ彼らにしか出来ない表現領域に突入。個人的にはこういうラップは、もっと続けて欲しいと、もっとやってくれと思いました。トラックが90sマナーに則っててカッコいい。

すげえ音悪いんだけどさ、それ込みでも、この好き勝手やりつつもジャズってて、統制の取れたグルーヴ、何なのこれ。祝再発だよ。全体的にキックがズンって響いてくる感じで、M4なんかもうパーカッションが超うるせー。ウケる。

夏だね。現行ファンクよろしくな重量級リズムの上をスチールパンが軽やかに踊る踊る。これ聴きながら掃除すんのすげえ捗るからマジでチェキっといた方がいい。マジで。あと、ボートラ入ってるから、買うならCDがいい。

うまく言葉が出て来ないな。
うたうことで自身も他者も鼓舞することが出来る。そういううたが本来持つ強さや可能性を、聴き手に再認識させる作品であり、且つ、多くの人に届いた。彼女はずっと挑戦してる。

祝再発！待ってました！まずM1「無明頌」の緊張感と狂気に度肝を抜かれましょう。静かな部屋で真夜中に一人で聴きたくなります。そして、あの「インスピレーション&パワー」にも収録されているM3「生霊」、緊張感とビッグバンドならではの重厚な演奏にニヤけてしまいます。M4「千秋楽」は、ラストのドラムソロが途中でブツ切り終了なのが悔やまれるくらい、持ってかれるブレイクビーツ。一つのバンドで曲毎にここまで色の違いが出るのもこの時代ならではなのかな。大所帯で、こんなに分かりづらい、ウケない(個人的には超バカウケです)音楽をやって、プロップスを得ていたワケで、時流と共に価値観もここまで変わるのかと感慨深さと共に寂しくもあります。貴重な復刻、DeepJazzRealityシリーズ、良い仕事してますね

こういう人、もっといっぱい出てきてほしい。現在進行系で僕の生活を音楽で彩ってくれる、追い続けます。

2015年リリースで各所から絶賛され、グラミーまで獲ったけど、遅ればせながら聴いてみたらなるほどこりゃ傑作ですね。すんげえリピートした。Anderson .Paakもそうだけど、こういう人たちはずっと追い続けます。既にメンバーのソロ作出てたり、リリース予定もあるのでチェケラですね。