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双子のパパになりました。

簡素だけど足を強調したリズム、甘くて軽い上モノ、リヴァーヴがかかったコンガ、そして寡黙で貪欲な男が言葉で紡ぐ「今」。2011年、原発事故以降を切り取った稀有な作品(と敢えて言い切ります)。個人的には、出産前後の病院に通う際にヘビロテしてたのが思い出深く、一生聴き続けるであろう一枚になりました。

祝・初CD化！！コレクター共がどれほど待ち望んだことか！レコ屋では常にTopWantを飾り、かつて白黒コピージャケの本人サイン入りCD-Rが某オークションで十数万円で落札された逸話を持つカルト盤。アフロもフリー・ジャズもジャズ・ロックも飲み込みごった煮したくそドープサイケデリックミュージック。録音が40年前とは思えない生命力に満ちた作品でございます。廃盤になる前にチェキっといた方がいいよ、そこの君！

上半期アワードでも挙げてたので言うこともあまりないが(笑)、昨今のニューディスコ、ディスコリエディット勢の中でも頭一つ抜きん出た存在と踏んでおる。ウム

祝・再発！！「鮮烈のデビュー」という言葉がここまで似合う作品もそうはない、40年前の当時17才の高校生・渡辺香津美が生み落したビッグボム。本人作曲のM1がとにかく衝撃的でマイルスのビッチェズ・ブリューを連想させるほどの洗練されたカオス。めちゃめちゃカッコイイです！！

シングルはほぼスルーしてたもんでそれなりに楽しんでます。シングルコンプリートしてた人はさほど楽しめなかったんじゃないかなぁと思ってみたり。それでもここ2年ちょいの彼女達の活動を振り返るにはうってつけのベスト的作品になってみたりして。シングル曲が軒並み平均点高いのに加えアルバム曲もやはり良くて、ニヤニヤが止まりませんぞ！

欧州レアグルーヴの金字塔もめでたく初CD化！！ライナーノーツにも書かれてるけど、打ち込みかと思わせる程タイトでファットなドラム。こりゃあBボーイ共がこぞってサンプリングしたがるわけだぎゃー。J DillaもサンプリングしたM4が秀逸で、サンプリングソースとしてだけでなく、ダンス／リスニング両方に耐え得る強度を持った作品だと思います！P-VINEさんありがとう！

次の動向が気になりますね。

マソ山さんと同じく自分も「Belvide Beat」にヤラれたクチでして。全曲本人オリジナルということで、これまでのリエディットものよりもディスコ色が薄まり、極太キックのハウストラックが軒を連ねています。ときにMr Fingers/Can You Feel It のような美しくも儚い瞬間が何度かやってきて、股間にキますよ！これ！

Chicago Boysって誰やねん！というツッコミから始まらざるを得ないSasu Ripattiのハウスプロジェクト。今年は本名義以外にVladislav Delay、Vladislav Delay Quartetでも活動し、実に多作でしたね。やってることは、Figers Incのようなイナタいハウスボーカルものなんだけど、ダヴィーなプロダクションがまた一つ違う世界へと誘ってくれる。M2がModel500のエレクトロみたいで凄くカッコいいと思いました。

聴いた回数的にこれだけはハズせなくて…。こちらもシングルはスルーしてた身なので、それなりに楽しめました。嫁も胎教に聴かせていたそうで、今度試しに子守唄に聴かせてみようかと思います。