10月頃（かな？）に購入してから、3日と空けずに聴いていた1枚。 最初に好きだったのはインパクトのある#8「Inspecta (Jimpster's Dancehall Remix)」。 でも今は#7「Call It To Mind feat. Eska (Jimpster's Vocal Remix)」が一番かなぁ。 四つ打ちが多いんだけど、そうは思わせないくらい各曲に個性を持たせてるのが凄い。 だから、1枚でもすごく色々聴いた気分で長く楽しめる、という。

#8「Riot in Lagos」にやられた。何層にも重なるピアノが最高にカッコ良い。 ヴィトンのために書き下ろされた#3「+33」は、音がキラキラ降ってくるような、そんな可愛らしさもあるんだけど、荘厳さも兼ね備えた素敵な曲。 これに加えて名曲中の名曲#4「Merry Christmas Mr. Lawrence」も収録されたこれは、もう名盤以外のなにものでもないのではないかと。

アルバム全体に妙な中毒性があるというか、延々と聴いてしまうかんじ。 すべての曲がいちいちツボに入るのだけど、特に後半の、ちょっと狂ったかんじの曲群が好き。 #8「Super Amazing」は延々とsuper amazing amazing...って言ってるだけなのに異常にカッコ良くて、いろんな意味でスゴイ。

今年いちばんの私的癒し曲はこのアルバムに収録の#3「Got Me A Feeling」。 これほどまでに聴いていて気持ちの良い曲は初めて。 他の曲を見ても、武田カオリの歌唱法や、石井マサユキのトラックメイキングの精緻さや大胆さが確立されてきたというTICA史上でも重要な1枚だと思う。 このアルバムで得た感覚を、次作はカバーではなくオリジナル曲として出してきて欲しいなぁ。

夏場だったかな、一時期本当にヘビーローテだった。適度にアッパーで元気になれて。 特に好きだったのは#2「Tem Que Valer」のブラジリアン・ドラムンベース。 〆の#13「L'altra Sera Ristorante」も切ない夕暮れ時にハマりそうな1曲で泣ける。 やっぱFree TEMPOは上手いなぁ、と。

#2「Flight」がとても好きで、この曲のためだけにこの順位。ピアノの音がとても綺麗。#1からの流れも良かった。 正直、他の曲はさほど聴いていない。・・・というか、この曲が好き過ぎて他の曲を聴けなかった。（すぐにこの曲をリピート再生しちゃうから。）それくらい好き。

買った当初はさほど印象にも残らなかったのだけど、なぜか結構聴きこんでいた1枚。 ボーカルがあまり前に出ていないせいか、邪魔にならなくて聴きやすい音たち。 ドラムンベースの#2「Swingin'」、#7「Raid On Bungeling Bay」もアゲすぎるわけでなく、アンニュイな感じすらあるのが不思議。 私がハマったのは#4「If I Only Knew」。特にイントロ。すごい好き。

使う音が偏っているのか、絡む面々が少なかったのか、いまひとつ幅の広さを感じられないのが惜しい1枚。 Ben Monoがプロデュースの#6「Fire」は変態ギリギリっぽい音にハマるひと（私とか。）にはハマるかと。 万人ウケしそうなのはタイトルも爽やかな#8「Heaven」か。 個人的には高速ブレイクビーツの#10「Sun, My Sea」も推し。 ボーカルの美麗さに助けられてる楽曲も多い気がした。一歩間違えるとエロっぽいだけの曲ってのもあるし。

それぞれが、始まりは地味で→どんどん音が重なって→盛り上がって→そのあと少しづつストイックになって終わり・・・という展開の仕方で、そういうのが好きな私にとってツボだった。 反面、その各曲ごとに完結する展開のせいか、アルバムとして通して聴くと、平坦な1枚に思えたのが残念。際立つ曲もなかったし・・・。 #6「HYDROLIC DOG」はストリングスの使い方が好みだったかな。

良い曲が、というより、楽しい曲が多かった1枚。#7「gET oN!」は部屋の中で乱舞したりしてた。 ただ、先行シングルの曲群が良過ぎたせいか、アルバムとしては期待したほどでは・・・。捨て曲も割と多かった。 楽しくなれるのは#3「STARSTRUCK」や#14「Cosmic Night Run」かな。聴きやすいのは教授との#12「I WANNA BE DOWN」。地味に好きだった。