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芝居とMTGとDJ　平日は便配り

アルバムを今年出したtofubeatsとseiho、更にokadadaとAvec Avecという
最高のメンツでいいEPが出来ないはずがないが、
「ダンシンスルーザナイト」は、それにしても出来過ぎている。
インターネットに愛された男たちが、デジタル世界を超えて、
黄金期のモータウンにたどり着く。そんなアホな妄想もいいじゃない。

バグによって一ケタに下がってしまった防御力のような、
弱弱しいメンタルをぼろぼろにされながらも、醜くTLを舐めまわし、
当たり前の良識を振りかざす、かなうはずのない「敵」に向けられた、
2013年の「Hello? is this thing on?」。
過去に中指を立て、ただ今を生きる、痛快な叫びそのものだ。
「名言bot殺す。」その叫びが痛いほど理解できる。

最近ロック無理なんすよ。ヴィンテージロックの復活とかね、わからんわけですよ。JAKE BUGGはいいよ。あれアコギであそこまでやれるもん。でも、今更コンボスタイルでやってる奴とかさ…
って思ってた時に出てきた漢。
デジタルで、ヴィンテージ、名曲「My girl」のPVはヴェイパー（？）。
サウンドはオリジナル。完璧。

Vocalの子はfranzの、あの2ndのジャケのモデルだった。
でも、これは、velonica fallsには、
すべてのかなしさ、不条理、憎しみを、額縁に閉じ込めてしまう、
強烈な音楽の力を感じる曲を生み出せるパワーがある。
「teenage」という曲は、一つの物語だ。あまりにも凶悪な音楽の力。
これで泣かない奴を俺は信じない。

申し訳ないが、俺はレイシズム、嫌いなんで。
歴史がどうとか、関係ないんで。
「差別」が、まさか右傾化からではなく、インターネットから、
非リア充から出てくるとは…身近にいたもので。

「このさき君は集団のなかで更にエスカレートするだろう
　仲間内で承認欲求を満たそうとするチキンレースを
　反応があれば、さらに火に油を注ぐだろうし
　反応がなけりゃ絶望して更に油を注ぐだろうから」

ディスコを作ってた外人がいきなりseapunkつくりはじめたというEP。
Rusiteをはじめとして、813、LiL TExAS、日本のPARKGOLF…。
まあ流行りですがいいじゃないですか。

多分今年最初にぶっとんだDLリリース。
JUKEとゲットーテックを超えて、「45house」なる謎ジャンルをひっさげた、日本ネットレーベルのレジェンドは、
ダブステップの有名曲、Doctor P「Sweet shop」を高速回転させる。
ロックよりノイズより、早くて、凶悪な音塊。

チル＆Beの草分けをウィッチハウスの仮面をかぶって行った男が、
Night slugのエモ担当と組んだ、色気を搭載したBurialナンバー。
踊るには暗過ぎて、浸るには踊れすぎる、
たった一人でダンスフロアに向かうための音楽。

2.5DでokadadaさんがTRAXMAN - BLOW YO SHIT (LENKEMZ REMIX)を流した後これかけた時は、首が骨折するかと思いました。

今年最大のハイプになりかかった事件。
Jai paulのラップトップから盗まれた1stアルバムは、
まるで、4年の沈黙をやぶっていきなりNHKホールでライブをした、
あいつに似てなくも…ないか。
しかし、これほど待たれているアーティストはいない、ということだろう。HAYODASE。