ボンクラです！

信頼できるレーベルJazzy Sportから新た刺客Marter（日本人）！ 名門バークリーを出たというだけある音楽的ベースがしっかりありなら、ハイレべルなクラブサウンドアプローチも可能なスキルには驚かされる。エッジと安らぎが同居する本作は個人的に今年のベストアルバム候補。 なによりこういう優秀なアーティスが日本がまだいたことが素直にうれしかったっス。

昨年リリースされたシングルから注目していた、おフランスから突如現れたHip Hop/Beat Makerデュオ Union。 やや難解なところもあるBeat Makerモノらしからぬスペイシーでエモーショナルなキーボードワークがひたすら気持ちいい。Hip HopファンよりもNu Jazzファンの方がウケがよさそうですな。Jazzy Sportクルーからも「ほぼ 完璧なアルバム」というお言葉を頂いております。

オタクカルチャーの聖地、秋葉原に遂にできてしまた（笑）DJバーMOGRA。その初となる公式 MIXアルバム。アニメやアイドルなどのオタクカルチャー、ボーカロイドやニコ動等のネットカルチャー、そしてクラブという現場が一つに結ばれ、日本でしかありえないmix作品です。そこにあるのはポジティブさなのか、はたまた狂気なのか。僕には混迷を極めた現代日本のサウンドトラックにしか聞こえない。

数々のワールドワイドなアクトを輩出してきた渋谷The RoomからのニューカマーJAZZ COLLECTIVE。冒頭からユーロジャズを思わせる優美なメロディーが印象的な曲から、ウエストロンドンとも相性抜群なブロークンビーツ曲、度肝を抜かれた生テクノ曲！など、Sleep walker やSoilとも差別化を図りつつ、クラブカルチャーが生んだJazzバンドを見事に体現しております。ボーカリストを配さなかったのも正解。

アンダーグラウンドシーンで活躍してきたシンガーSy Smith を、信頼できる男マーク・ド・クライヴ-ロウ全面プロデュース。予想以上にポップ（と僕は感じましたが)な仕上がりには驚きでしたが、二人ともメジャーで成功して欲しいものです。カバー曲も秀逸。