音楽を愛する一市民です。

「愛のコリーダ」の作曲者としてしられる現在５８歳Chaz Jankelが今年リリースしたこのアルバムには大変驚かさせました。還暦前のオッサンのセンスじゃないよ！ポップミュージックの歴史に残して頂きたい一枚。

曲の構成などしっかりしたらもっと良くなるのにという所は確かにありますが、心動かされるものがあります。Forever 2000Black!!

名門BBEからの久々のリリースでしたが、彼のボーカルの魅力を的確に引き出すメロディーセンスは流石。

1970年にごく少量プレスした鬼レアアルバムをJazzman Recordがリイシュー。旧譜のジャズものでは久々の大当たりでした。

人知れずリリースされていた作品ですが、Ｎathan Ｈainesにハズレなしと確信させてくれた１枚でした。「どんなスタイルであってもオレの音楽はジャズだ」という格好良すぎる彼の名言が頭を過ります。

僕のお気に入りのBusy Peopleを輩出したジャイルス先生も注目するオーストリアの新星PHILTA。DomuやSimbadに通じるセンス、確かな実力を感じさせる制作能力から期待の新人としてランクイン。でもこのアルバム形態はないよなー（笑）。

2008年リリースですが、ダウンロードオンリーということもあってかネットで今年発見した作品です。Jamiroquai（共演歴あり）好きにはどストライクでしょう。捨て曲なし、サイコーです。
http://95rpm.tistory.com/entry/Nude-Continuum-Nightclub-Of-The-Nudist-2008

今年印象的だったのが Foreign Exchangeファミリーの充実ぶりでした。オーバーグラウンド、アンダーグラウンドを飛び越えるようなその音楽性に混沌とした現代の音楽シーンを突き抜ける希望の光を感じます。

シャレオツハウスの貴公子が日本のアニソンをJazzカバーという面白すぎる企画とは裏腹に大絶賛を浴びた二作目。僕自身オリジナル曲をほとんど知らないのが痛いところですが、曲そのもののメロディーの良さを抽出する手腕に彼が優れたミュージシャンであることを痛感させられました。まるでこんなスタンダード曲が昔からあったかのような『はじめてのチュウ』のカバーは秘聴です！

「カバーかよ」という気持ちは当初ありましたが、Sleep Walkerとの差別化という意味では正解だったかもしれません。クラブジャズと名ばかりのバンドが氾濫するのにうんざりしていましたが、本物はやはり違います。The Room で酔った中村氏にそそのかされてDJブースに入って、スタッフに怒られたことも今となっては良い思い出です（笑）。