リー・ペリーの最高傑作が、本来のかたちになって初めて日の目を見ました。30年を経て甦った奇跡の音波に、驚愕＆戦慄。人に薦めるのがためらわれるようなハードコアなアルバムですが、実はかなり踊れます。

中南米音楽（カリプソ、スカ、サンバ、ブーガルー等）と北米音楽（ジャズ、ジャイブ、ファンク等）のおいしいとこ取りフュージョン。ありえない楽しさのパーティーアルバムで、涙が出るほど最高。

「ミー・アンド・ジュリアーニ〜」がダントツで好きなわけですが、アルバム全体通して良かったです。ボーナスCDも良かった。ダブもディスコも大好きです。

セオ・パリッシュはこれで初めて聴いたのですが、予想外の音にビックリしました。良い意味で。もしかしたら一番聴いたのはコレかもしれません。音が気持ち良過ぎ。

60年代のトレジャー・アイル産リディムをそのまま使用した、史上最強のラヴァーズ・ロックステディ。メロディー、ボーカル、バンドのすべてがスウィートで、これは本当にオドロキでした。全天候型レゲエ。

買ってからは、寝る時ほとんどコレでした。起伏のなさが素晴らしい。アコースティックギターの音は、本当に良い。

去年のアルバムですが、今年も引き続き聴きまくったので。ヒップホップというには洗練され過ぎているような、でも間違いなくヒップホップで、聴くたび興奮。マッスルノートでの最高の拾い物。

Downbeat Uprisingによる素晴らしい仕事。「キング・タビーの未発表ダブ音源」という聴き飽きたフレーズが冠されていながら、どうしちゃったの？っていうぐらい過剰なダブっぷり。キング・タビー史上、最強の迫力。

はちゃめちゃな洗練さが新鮮でした。メロウなトラックにレゲエDJのトースティングをのせるとか。31分というコンパクトさも良かった。

2004年、もっとも衝撃的なボーカリストでした。まじで。2ndシングル「happiness!!!」も良いけど、アイゴンプロデュースの「You Know You Love Me？」にこそ、その真価が感じられます。

順位は、1位と2位がダントツです。今年もレゲエの再発ものばかり聴いていたような気がします。ダンスホールレゲエも、まだ微妙ですが、けっこうキてます。そんな2004年でした。