Our Bubble Hour通信
Our Bubble Hourという名前の音楽イベントをやっております。

レベルミュージック。アレのことについてしか歌ってないと本人達は言うけど、このアルバムから日本の音楽はたくさんの闘う勇気を与えられたんではないかと思うのですよ。知性と野性のぶつかり合いが生み出した日本が世界に誇るべきアーティスト集団。

HIPHOP, Funk, R&B, Soul...もうどれでも良くね？そんなもの全てを超えたこれこそブラックミュージックそのものだ。などと大層なことを言っちゃいたくなる珠玉の名作。

'00年代の日本のHIPHOPは彼らが先頭切って担って行くものとばかり思っていた。いきなり終わって泣くに泣けなかった当時の気持ちは苦いものだったけど、ブッダがブチ建てた金字塔は10年経ってなお黄金にそして漆黒に輝いている。

エレクトロニクス・ミュージックの最高峰、そして孤高のサイケデリア。いやamazonからの引用ですがその通りかと。お願いですから来日公演して下さい。ライヴ観るの夢なんです。

'00年代を代表するビートメイカーの一人madlibと今作ではラップに専念したと言われてる(そんな訳がない)MF DOOMというアクのつよーい2人がおこした神懸った化学反応。

故DJ KLOCKとテニスコーツの3人で編み上げられた奇跡の名盤。ビートの可能性と豊かな音楽性はこのトライアングルで高みに至った。

Endress Summerじゃなくて敢えてこっちを。自らが切り拓き、幾多のフォロワーを生み出したサウンドの緻密さと濃密さはより一層の深化を。そこに溢れる叙情と恍惚。たまりませんね。

この一枚が出てから日本語でラップすることの意味や意義がずいぶんと変わったように思うのですよ。まあ一作品としてのアルバムとは関係ないけれど、フリースタイルバトルを日本に定着させた最大の功労者っての込みで。

欧米のビートトレンドをそれほど明確に取り入れずとも、己のオリジナリティのみで世界に伍する存在にまで上り詰めた稀有なビートメイカー。もっともっと評価を得ていい。便宜上1stアルバムを挙げたけど、非常に多作な彼の音は更新され続けている。Sloal One, El Nino名義、またDJとしても素晴らしい。

某大型レコードショップ店員さんからこんな話を聞いたことがあります。
GAME発売日の店内の盛り上がりっぷりは、かつての宇多田ヒカルか椎名林檎の時以来久しぶりの雰囲気だった。この止まらないCD売り上げ不況の中こんな日がまた来るなんて想像もしなかった、と。実際それに見合う内容だと思います。