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声フェチゆえ基本的に邦楽を聴き漁るひよっこ

前作『MOTHER』で確立したヴィジュアル系的な音の到達点。
より重厚に、より美しく、より混沌と。

ギターというツールでできる様々なフォーマットを（無理矢理感なく）昇華した音。
みんな見逃してるのが悲しいけど、こんなに良い音が日本にはある。

頂点を極めすぎたTK氏の孤独・内面的絶望・破壊衝動や世紀末な閉塞感に満ちている。
ヒット作の裏側にある真のglobeの姿。

48分の夢心地。
曲単体だとSlowdiveの方が好きだったりするのだけど、アルバムトータルでみるとやはりこちら。

柔らかいアコースティックサウンドで奏でられる極上のメロディーとウィスパーボイス。
特別気取ったお洒落ではなくって、あくまでLIFE。

とことんキュートで凶暴。ひたすら意味わかんないけどとにかくポップ。
初期衝動が詰まった1枚。これぞパンクだ。

YUKIというキュートなアイコンを盾に、TAKUYAがやりたい放題演った1枚。
『ミュージックファイター』に痺れる一方で、『イロトリドリノセカイ』などに泣く。

みんなが笑顔になれる、こういうバカキャッチーなエレポップが時折無性に聴きたくなるんだ。

やりたい放題だけど、投げっぱなしでなく1曲1曲の完成度は高い。
「有罪」がヤバす。

少年漫画的世界観と少女漫画的耽美世界が絶妙に交錯し、王道HR色の強い骨太サウンドと激キャッチーなメロディーが絡む。
わかりやすくて、燃える。
もう少し野郎に支持されてもいいと思うのだけど。