80'sな確信犯的ダサさは残しつつも、より洗練され柔らかな感触の音へと突き抜けた。
やってることはトミフェブなんかと変わらないけど、謎の語感攻めリリックや艶やかな歌声に魅了されるのです。

落ち着いたもっちーの声を活かしたオーガニックなアルバム。
柔らかなキーボードが良い味を出している、『Water(s)』が特に◎。

フレンチポップ特有の淡い音像。

彼らの音から青春を感じさせる野暮ったさがなくなり、一気に洗練された。
そのことも含めたせつなさ・美しさに浸れる1枚。

この人はデビュー当時のままの可憐さがいまだに健在なのが凄い。
一時妙にオトナっぽい時期もあったりもしたけど、やっぱこうでしょ。

「売れたら何やってもいいんだろ？」とマニアックにやりたい放題やったが、結局世間にドン引かれたという。
表向きはチャラいけど、実はかなりのポテンシャルを秘めた人たち。

HIP HOP×オーケストラ。
極上のサウンドと甘いメロディー…これがHIP HOPだということを忘れてしまう。

聴いたあと何にも残らないが（笑）、聴けば笑顔になれるからそれでいいじゃないか。
いちいち人懐っこすぎる。
やっぱりこういうの、無性に聴きたくなるんだ。

今までメジャーで鳴ったことのないような刺激的な音が、安室奈美恵というフィルターを通してポップに放出される。
まな板の上の鯉という意味で、安室奈美恵を敬意を込めてアイドルと呼びたい。

とことんメロウで切ない切ない切ない歌モノR&Bずくし。
「モテそうな音だなぁ」とか「美女と絡みやがって」とかそういうくだらない嫉妬心を超えて、俺まで惚れちゃいました。