65Record
眠い

地味なんですが、民族的なパーカッションと淡いシンセとか実に私好みですし、アルバム全体で1曲かの様な統一感が素晴らしい。アルバム、という単位でベストを選ぶとなると、やはりこれかなあと。

36分と短いですが、壮大なアンビエンスを感じるOPトラック、不安を煽る"Moral Divide"、ジュークも真っ青なハードテクノ"The Strange Attractor"など、この人の音楽的背景が窺い知れるダークで多彩なトラックは聴きごたえたっぷり。最終トラック"Utopian Disaster"のカッコよさたるや。

"Ashtray Wasp"の犬の鳴き声にいつもハッとしてしまいます。

だいぶ雰囲気が変わった4作目。しんみりとした世界観と、隙間のある洗練された音が印象に残る美しい作品。

77分で3曲しか入ってないのですが、1曲がそれぞれ物語を持っていて、EPが3作入ってる様な感じの作品。31分の超大作"Today He Felt Life"は感動的で、聴く度にI Felt Lifeしてしまいます。

前作より男臭くなり、どこかバカっぽさも感じられるものの、私はこの人の作る曲が好きなのだ。と再確認出来た2年ぶりの2nd。

今年1番聴いてるんですが、何でだろう。ロバート・アルフォンスの醸し出す、ロードムービーに出てきてヤク中ですぐ死ぬとか、同棲相手に殺されそうなクズ男っぽい退廃的な容姿とボーカルに惹かれるのだろうか。ダークな80'sシンセポップ。

期待どおり。もうちょいスモーキーなボーカルものがあれば、尚よかったのだけど。

エレクトロニカでよく聴いた様な子供っぽい音色と、多彩なビート。懐かしさと今っぽさが同居した楽しい作品。

ちょっと前っぽいアンダーグラウンド・ヒップホップから、ダブステップ、IDM、エレクトロニカまで何でもござれなごった煮感。コンピならではの良さを味わえます。